クラブ通信

2007年11月 例会(開催日:2007-11-16)

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11月度「例会」は大脇始会長のご紹介により、株式会社シマンテック・エンタープライズ営業統括本部・金融営業部担当部長、林永治さんに「ソフトウェアビジネス最前線」と題してスピーチしていただきました。
林さんは、外国語学部英米科91年卒のわれわれの仲間で、7年ほど前には当クラブの会員であられた方で、キャノン販売、マイクロソフトを経て現在のシマンテックでご活躍されています。
お話は「目から鱗の」ことばかりでしたが、特にソフトウェアビジネスの高い利益率には驚かされました。マイクロソフト27.5%、オラクル17.8%、SAP35%、シマンテック7.7%とそれぞれ高利益率を確保していますが、数百円のCDとペーパー(使用権許諾)が商品で、粗利が70%以上という点にはあらためて羨ましさも感じました。(ハードウェアビジネスは粗利がせいぜい10%程度しかないため、ソフトウェア企業を買収することにより高利益を確保しようという動きが加速されているようです。)
最近のトピックスとしては、CRM、ERP等、高度なデータ分析によって企業活動を支援する高価なシステムが脚光を浴びている一方で、リナックスに代表されるフリーソフトウェアも台頭してきているようです。
またサーバーも自社所有ではなく、NTTコミュニケーションズ等がサービスしているデータセンターに預けてしまったり、第三者のマシンにアクセスすることによって、必要なソフトウェアのみを、その都度料金を支払って使うSaaSについても大手ソフトウェア会社がサービスに乗り出したりと、従来にない「所有しないスタイル」が注目を集めつつあるとのことでした。
最後に、新しい宣伝手法「グーグルアドワーズ」についても紹介がありましたが、中小企業経営者には全てが大変興味深く、ためになる内容でした。
続いての懇談会は、スピーカの林さんにもご参加いただき、伊藤好人さん(大30)の乾杯の音頭で幕を開け、大いに歓談し、小池克己(大31)さんの中締めの挨拶でお開きとなりました。

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