クラブ通信

2005年12月 例会(開催日:2005-12-15)

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異常気象とも言える厳寒の中で昨年末の南山経済人クラブ12月度例会は、15日アパホテルにおいて開催されました。
開会挨拶で、高橋例会委員長からは中国におけるインフレの実態についてのお話がありました。
続いてのゲストスピーチは、南山大学経済学部野村信廣教授による『日本経済の回顧と展望』というテーマでの講演でした。
(1)景気は、局面と転換点を把握するのが最も重要であること。
(2)日本経済の回顧
景気は常に山と谷を繰り返しており、戦後最も長い景気上昇は、いざなぎ景気57カ月、平成バブル景気51カ月であり、現在は、2002年1月に谷を迎えた後、約4年間に亘り上昇中である。2006年10月以降も上昇すれば、いざなぎ景気を超える状況にある。
(3)日本経済の展望
歴史をたどれば景気上昇の楽観ムードが生じた途端に景気が悪くなっている。景気動向指数より考察すれば、2006年前半に景気の山を迎えるのではないか?
同教授は、GDP、利益率推移表など種々の分析数値を解説されながら、今続いている景気の動向を予測されました。
懇談会では、小池委員から新入会員として、監査法人トーマツの滝貴由さんが紹介された後、高橋例会委員長による乾杯に始まり歓談となりましたが、当日は野村教授の4年ゼミ生が参加され、一人ずつ名前と就職先を発表されるなど非常に若々しく明るい雰囲気の中で、時を過ごしました。
中締めは中川厚生さんで締め、最後は全員で学生歌を斉唱して12月度例会の幕を閉じました。
平成18年はどのような年になるでしょうか。会員の皆様方のご健勝を祈りつつ…。

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