２００７年も残りあと僅かとなった１２月２０日（木）、アパホテル名古屋錦で今年最後となる南山経済人クラブ１２月度例会が開催されました。
大脇会長の開会の挨拶に続いて、本日のゲスト、舞台俳優の杉浦佳代子さんの登場となりました。いつもとは趣向を変えて「太極拳一日入門」です。会場はすでに椅子を横と後に固めて、真中に大きな空間が用意してあります。講師の杉浦さんは真赤なカンフー衣装で現れ、私たちは、いつもと違う会場の様子に少し躊躇しながらも椅子から立ち上がり、太極拳教室が始まりました。
杉浦さんの指導で、まず始めたのは、呼吸。太極拳独自の呼吸法がある訳ではないとのことですが、腹式呼吸を全員で試してみます。そして、その後揃えた両足のうち左足をできるだけゆっくり横にずらす練習です。「頭の中をからっぽに、呼吸することに意識を集中してください。」との杉浦さんからの指示。会場に響くのは、エアコンの作動音だけです。皆さん、無になっているのでしょうか。左足を床から離し、また床に付けるだけでも全身の筋肉に力が入ります。「体はリラックスして、空虚な時間を楽しんでください。」との言葉。それは大変です。
その後、いよいよ、太極拳の動作に入ります。今日は、入門者向けの２４式太極拳の中の最初の部分を練習するとのこと。起勢、馬のたてがみをかき分ける、玉を抱えて鶴が羽を広げる、琵琶を抱える、とテレビや映画で見たことのあるおなじみのポーズが続きますが、演技を見るのと実際にやるのでは大違い。杉浦さんの流ちょうな模範演技（中国語も流ちょうでした。）と比べて、私たちは、まるで盆踊りか阿波踊り。前後左右どころか上下までわからなくなりかけてきました。見様見まねで、２４式のうち、８式ほどを見事マスター（？）。体はすっかり汗ばんでいました。
練習後の感想は、「思ったより難しい。体に妙に力がはいる。日常とは違う世界がある。」といったところでしょうか。これをきっかけに体を動かす時間を作れたら良いですね。
その後、会場を移し、懇親会となりました。加藤総務委員長から新入会員大原広明（大３３）さんの紹介に続いて、高橋例会委員長の乾杯の音頭で、いつものにぎやかなパーティとなりました。
さて、瞬く間の２００７年ラストパーティー、皆さんにはどんな一年だったのでしょうか。思いを新年に馳せつつ散会しました。