クラブ通信

2009年6月 例会(開催日:2009-06-18)

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6月18日、東京第一ホテル錦で、6月例会が催されました。
当日は、夕刻5時頃から小1時間ほど視界不良となるゲリラ豪雨が栄地区を襲い、皆様の出足が心配されましたが、多数のご参加を得て予定通りに開会されましたました。
冒頭、大脇会長からご挨拶があり、なかなか景気回復を実感できない中でエコ運転のお話があって、トラック業界ではアイドリング時のガソリン消費にまで気を配るなど経費節約に努めておられる現況を伺いました。
続いて、名古屋銀行証券国際部の平岩洋一副部長をゲストに迎えて「ポストサブプライム展望」と題してのスピーチを約1時間にわたって、おききしました。
スピーチは3部構成からなり、第1部では「欲望の暴走と虚構」というテーマでバブルの本質的構造は人の欲望であり、気づいているのに目先の利益に惑わされて後戻りできない虚構の果てが、バブル崩壊へとつながっていること。今回のサブプライム不況もまさにバブル崩壊であることを指摘されました。第2部では、リーマンショックのお話でアメリカの消費に支えられてきた日本が受けたダメージについて、在庫調整局面での大幅減産などの指標をもとに検証され、今後も急速な回復は見込みにくいとの予測をされました。第3部では、資本主義の苦闘として成長の壁にぶち当たっている現況下で、オバマ政権では富裕層の消費が鈍化し、中間層はローン返済に追われるなどアメリカに依存しにくい環境があるので、新興国とりわけ中国に注目したいが、こちらもアメリカ依存型の経済成長であり、自立した経済になるには時間がかかりそうであることなどをお話しいただきました。
また、加藤副会長(総務委員長)からは関根正(大3)さんのプロデュースによるオペラ・ジャパネスク「閻魔街道夢ん中」(9/22・23名古屋芸術創造センター)のお知らせがありました。
次に乾杯に移り、稲葉大輔さん(大29)が、元気にスピーチをされて歓談に入りました。
中締めの学生歌は、センターマイクを高嶺昌さん(大8)にお取りいただき、大田直さん(大19)の伴奏とともに「清麗八事の〜・・・」と元気に全員熱唱の後、散会しました。
なお、閉会後、同会場では、運営委員会が開催されクラブ設立25周年事業案などについて話し合いがありました。
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